水栓の中に浄水カートリッジを組み込むタイプは、外観が似ていてもカートリッジの系列が異なります。まず水栓本体の品番を確認し、TOTOの交換案内で系列を絞ったあと、購入する商品の「対象適用製品」と枝番まで照合してください。

交換案内に掲載された水栓品番群

TOTOの交換案内にある水栓品番は代表例で、すべての対象機種を列挙したものではありません。

水栓品番群の例 標準タイプ 高性能タイプ
TKS05307・TKS05308・TKS05317・TKS05318・TKY01303 TH658S・TH658-1S TH658-2・TH658-3
TKS05320・TKS05321・TKS05322・TKS05323・TKY01313 THZ6・THZ7 THZ8・THZ9

この表は系列を見分ける入口です。水栓品番がここにない場合や、末尾の記号が違う場合は、取扱説明書やTOTOの品番検索で確認してください。別系列の製品名が似ていることだけを根拠に選ばないでください。

TH658S〜TH658-3の種類

TOTOの交換案内は、上段の水栓品番群に標準タイプのTH658S・TH658-1Sと、高性能タイプのTH658-2・TH658-3を掲載しています。パーツショップの商品説明には、入数、旧部品品番、交換目安が個別に記載されています。

カートリッジ 交換案内の区分 旧部品品番 入数 商品説明
TH658S 標準 TH658・TH658R 1本 約4か月/本(10 L/日)
TH658-1S 標準 TH658-1・TH658-1R 3本 約4か月/本(10 L/日)
TH658-2 高性能 記載なし 1本 11物質(総トリハロメタン)除去タイプ、約4か月/本
TH658-3 高性能 記載なし 3本 11物質(総トリハロメタン)除去タイプ、約4か月/本

4商品はいずれも、商品ページでPFOS・PFOAを除去できることを確認した旨と、衛生上12か月以内に交換する旨が案内されています。商品説明には標準タイプと高性能タイプの相互互換性も記載されています。交換案内の区分と商品説明の仕様を両方確認し、交換目安は使用量に応じて管理してください。3本入りは10 L/日なら目安上約1年分ですが、12か月を超えて使えるという意味ではありません。

THZ6〜THZ9の対象品番と違い

TOTOパーツショップのTHZ6・THZ7・THZ8・THZ9各商品ページは、いずれも次の5品番を対象適用製品として掲載しています。

対象水栓品番
TKS05320J
TKS05321J
TKS05321Z
TKS05322J
TKS05323J

交換案内では機種名の末尾を省略していますが、商品ページには「J」「Z」まで含む適用品番があります。購入時は水栓ラベルの品番をそのまま照合してください。

カートリッジ TOTO交換案内の区分 商品ページの除去物質表示 入数 10 L/日使用時の交換目安
THZ6 標準 13+1物質 1本 約4か月
THZ7 標準 13+1物質 3本 1本あたり約4か月
THZ8 高性能 16+1物質 1本 約4か月
THZ9 高性能 16+1物質 3本 1本あたり約4か月

パーツショップの商品説明では、THZ6・THZ7とTHZ8・THZ9の相互互換性がそれぞれ案内されています。なお、THZ8・THZ9の商品説明には「16+1除去物質標準タイプ」とある一方、TOTOの交換案内は両品を高性能タイプに分類しています。表では交換案内の区分と商品説明の除去物質数を分けて記載しました。互換性があっても除去物質数の表示は異なります。どの性能区分を選ぶかは、使用中の水栓の取扱説明書と希望するカートリッジの仕様を確認してください。商品ページには、4品番ともPFOS・PFOAを除去できることを確認した旨と、衛生上12か月以内に交換する旨が記載されています。

3本入りは、10 L/日で使う場合の交換目安からみて約1年分に相当します。ただし、使用量や水質によって交換時期は変わります。商品ページが示す使用限界月数を超えて使わないでください。

TH637系列は別の対象水栓群

TH637系列の商品ページは、THZ系列とは異なる次の3品番を対象適用製品として掲載しています。

対象水栓品番
TK306ARSX
TKG39UPRX
TKG37URX
カートリッジ 旧部品品番 商品説明の種類 入数 10 L/日使用時の交換目安
TH637RR TH637・TH637N 標準タイプ 1本 約6か月
TH637RRVPA 商品ページに記載なし 標準タイプ 1本 約6か月
TH637-2 商品ページに記載なし 鉛・総トリハロメタン除去タイプ 1本 約3か月

3商品に同じ対象水栓品番が載っていますが、各商品ページは互いの交換可能性を明記していません。共有する対象品番だけから互換とは判断せず、現在のカートリッジ品番と水栓の取扱説明書を合わせて確認してください。各商品とも衛生上の使用限界は12か月以内です。

2026年発売の水栓は接続部の仕様を確認

TOTOは2026年2月発売の浄水器兼用混合水栓について、従来型カートリッジを新製品にそのまま取り付けられず、接続部のサイズも異なるため新型カートリッジを従来型水栓にそのまま取り付けられないと案内しています。

一方、従来型水栓でTH658S・TH658-1S・TH658-2・TH658-3・THZ2・THZ2-1を使用している場合は、別売アダプターTHB90を取り付けて新型カートリッジを使えるとしています。アダプターはカートリッジ交換のたびに取り替える消耗部品ではありません。対象品番に載っていないカートリッジについては、同じ系列に見えても適合を推測せずTOTOへ確認してください。

注文前に確認する順番

  1. 水栓本体のラベルや取扱説明書から、品番を末尾まで控えます。
  2. 交換案内でカートリッジの系列を見分けます。案内の例にない品番は取扱説明書や公式検索で確認します。
  3. 購入候補の商品ページにある「対象適用製品」を、水栓品番と完全に照合します。
  4. 交換目安、除去物質の表示、入数を確認します。3本入りは1本ごとの交換時期で管理します。
  5. 交換後にリセット操作が必要な水栓では、該当する取扱説明書やTOTOの設定案内に従います。

水栓内蔵形カートリッジは、シンク下に置くビルトイン形とは別の部品です。ビルトイン形のTH634-1は対象品番と取付条件、TH634-2は対象品番と収納条件をご覧ください。LIXILの浄水カートリッジはLIXIL水栓品番別の適合例にまとめています。

公式資料